信濃大町の美味しい郷土食、凍り餅の
賞味期限はいつまでか、ご存知ですか?
いま、かたくり(常盤の農産物直売所)の凍り餅は
1年間になっています。
でも、凍り餅って昔からある保存食です。
数十年経っても大丈夫!と豪語する方もいらっしゃるくらい。
郷土の味の賞味期限を科学的に延ばすことができれば、
販路も広がるというものでしょう!
そこで、長野県食品衛生協会・食品衛生試験研究所に聞いてみました!
隊員 「あの~、凍り餅の賞味期限って延ばせるんですか?」
担当者「はい。どれくらいの賞味期限をご希望ですか?」
隊員 「(え?! 希望で通るものなのかな?)
……じゃあ、3年くらいかな」
担当者「それでしたら……(電卓を弾く音)
……548日後に検査をすることになります」
隊員 「えええ!!! マジすか?!」
つまり賞味期限にしたい期間と同じ
(正確には安全係数をかけた)日数を実際に保存してみて、
その後、微生物の検査(一般細菌数)をするんだそう。
その他には味や香り、見た目などを検査する官能試験も行います。
検査機関はもちろん製造業者も行うように指示されます。
隊員 「う~~ん。それは大変そうだ……」
担当者「ですが、乾物は基本的に保存食ですし、
ご自身で取られた記録も根拠になりますよ」
いろいろ伺っていくと賞味期限というのは、
総合的に判断して設定されるものだということが分かりました。
今日はまた一つ勉強になりました(*^_^*)
今後は、凍り餅を製造されている皆さんと相談して進めていこうと思います。
(ちなみに検査料はこの感じだと1500円前後らしい。 思ったより高くなくてホッ)
親切に教えてくださった研究所の皆さん、ありがとうございました!